「赤ちゃん連れの旅行って、正直大変そう…」
そう感じて検索している時点で、
あなたはもう“ダメな母親”でも、“弱い”わけでもありません。
むしろ、
-
赤ちゃんに無理をさせたくない
-
周りに迷惑をかけたくない
-
失敗して後悔したくない
そんなふうに、ちゃんと考えているからこそ出てくる気持ちです。
SNSでは
「赤ちゃん連れでも余裕でした」
「思ったより全然平気!」
という声が目に入る一方で、
実際の自分は
-
荷物だけで心が折れそう
-
移動中に泣いたらどうしようと不安
-
楽しむ前に疲れ切ってしまいそう
そう思って、旅行の話題からそっと距離を置いてしまう。
それも、とても自然な反応です。
この記事では、
「赤ちゃん連れ旅行は大変」と感じるママたちの本音を整理しながら、
-
なぜ大変に感じるのか
-
どんなところでつまずきやすいのか
-
少しでもラクにする考え方はあるのか
を、いくつかのタイプに分けてお話しします。
「行くべき」「行ったほうがいい」
そんな結論を出す記事ではありません。
「大変って思っていい」ことを、まず肯定する記事です。
今のあなたの気持ちに、少しでも余裕が生まれたら嬉しいです。
赤ちゃん連れ旅行は「なぜ大変」と感じるのか?
赤ちゃん連れ旅行が大変に感じる理由は、決してひとつではありません。
多くのママが共通して感じているのは、「予測できないことが多すぎる」という点です。
荷物が多すぎて、出発前から疲れる
オムツ、着替え、ミルク、離乳食、ベビーカー…。
考え始めると、「これも必要かも」と荷物が増えていきます。
特に子どもが複数いる家庭では、
準備=ひと仕事になりがちです。
「まだ家を出ていないのに、もう疲れた」
そんな声も少なくありません。
移動中のトラブルが読めない
赤ちゃんは、予定通りには動いてくれません。
-
途中で泣く
-
授乳やおむつ替えが必要になる
-
思ったより寝てくれない
「何かあったらどうしよう」という不安が、移動中ずっと頭から離れないこともあります。
周囲の目が気になって気が休まらない
泣き声、ぐずり、食事中の動き。
「迷惑だと思われていないかな」と、気を張り続けてしまうママも多いです。
旅行なのに、まったく気が休まらない。
それが「大変」という感覚につながります。
中でも多くのママが悩むのが、「温泉や大浴場を利用していいのか」という問題です。
赤ちゃん連れでの温泉利用については、別記事で詳しくまとめています。
それぞれ違う「大変さ」を感じているママたち
「赤ちゃん連れ旅行が大変」と一言で言っても、その中身は人それぞれです。
初めての赤ちゃん旅行が不安なママ
初めてだからこそ、
「正解が分からない」「失敗したくない」
という気持ちが強くなります。
何か起きたら、自分の判断を責めてしまいそう。
だから一歩が踏み出せません。
上の子もいて余裕がないママ
赤ちゃんだけでなく、上の子のケアも必要。
荷物も増え、体力的にも限界を感じやすい時期です。
「旅行=楽しい」より
「旅行=疲れる行事」になってしまうこともあります。
行きたい気持ちと不安がせめぎ合うママ
本当は、赤ちゃんと一緒に出かけたい。
思い出も作りたい。
でも、
「大変そうって思われたくない」
「失敗して落ち込みたくない」
その気持ちがブレーキになります。
赤ちゃん連れ旅行が「ラクになる」考え方の切り替え
大変さをゼロにすることはできません。
でも、減らすことはできます。
「楽しむ旅行」ではなく「休む旅行」にする
観光を詰め込まず、宿でゆっくり過ごす前提にするだけで、気持ちはかなりラクになります。
「全部自分でやる」をやめる
赤ちゃん連れ歓迎の宿や、設備・サービスに頼ることは、甘えではありません。

▶︎ 持ち物を減らす工夫はこちら
赤ちゃん連れ旅行の持ち物チェックリスト【保存版】
大変さを減らすために、まず見直したい3つのポイント
行くタイミングは「月齢」より「親の余裕」
「◯か月だから行く」ではなく、
「今なら行けそうかどうか」で決めて大丈夫です。

▶︎ 月齢の目安はこちら
赤ちゃん連れ旅行はいつから行ける?月齢別ガイド
宿選びで9割決まる
立地、部屋の広さ、赤ちゃん対応。
ここを妥協しないだけで、旅行のしんどさは大きく変わります。

▶︎ 宿選びの具体ポイント
【ホテルの選び方】赤ちゃん0〜1歳の月齢別ガイド
移動と夕食をシンプルにする
移動は短く、夕食は気を遣わない形に。
それだけで「大変さ」はぐっと減ります。
▶︎ 夕食スタイルの比較
子連れの夕食どうする?ビュッフェと個室食
それでも「今は大変」と感じるなら無理しなくていい
赤ちゃん連れ旅行は、義務ではありません。
行かない選択も、延期する選択も、今の家族にとっての正解です。
大変さは、赤ちゃんの成長とともに必ず変わります。
まとめ|赤ちゃん連れ旅行が大変なのは、あなただけじゃない
「大変」と感じる理由は、人それぞれ。
でも、その気持ちはとても自然です。
工夫で減らせる大変さもあれば、今は受け入れていい大変さもあります。
無理をしないこと。
比べないこと。
それが、いちばん大切なスタートです。

