赤ちゃんとの旅行は、月齢によって「できること」「注意すべきこと」が大きく変わります。
そのため、0〜1歳の時期に合わせたホテル選び がとても重要です。
本記事では、
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月齢別で変わる宿選びの基準
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ねんね期・ハイハイ期・よちよち期の注意点
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チェックすべきホテル設備
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失敗しないホテルの選び方
をわかりやすくまとめました。
なぜホテル選びに「月齢別の視点」が必要?
赤ちゃんは生後0〜1歳のあいだで、
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動き方
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体温調整能力
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抵抗力
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睡眠リズム
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食事スタイル
が大きく変わります。
そのため、月齢に合ったホテルを選ぶと、旅行の満足度が劇的にアップ します。
月齢別|ホテル選びで注意すべきポイント
生後0〜3ヶ月(ねんね期)
最重要ポイント:静か・移動が少ない・部屋で完結できること
チェックすべきホテル条件
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和室 or 広い客室
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露天風呂付き客室 or 広いユニットバス
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授乳しやすい照明・レイアウト
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ベビーベッド貸出(必要に応じて)
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夕食は 個室食 or 部屋食
避けたいポイント
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館内移動が多いホテル
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大浴場のみ(温度管理がしにくい)
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騒音の多い宿
旅行の注意点
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入浴は部屋のお風呂が基本
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無理に観光せず「ホテル中心の滞在」を
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荷物は多めに準備して正解
生後4〜8ヶ月(寝返り〜ハイハイ期)
最重要ポイント:床の安全性と食事のしやすさ
チェックすべき条件
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和室 or フローリングで段差が少ない部屋
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ハイハイをさせても安全な広さ
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夕食は 個室食が最適
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ベビー用チェア、ベビー食器貸出
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館内の移動がしやすい(段差・エレベーター)
注意点
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ベッド中心の部屋は落下リスク
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レストランビュッフェは移動が多く親の負担大
旅行スタイル
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室内遊びの時間を確保
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お昼寝スペースがゆったりした宿がおすすめ
生後9〜12ヶ月(つかまり立ち〜よちよち歩き)
最重要ポイント:転倒リスクを避けつつ、広さと動きやすさを確保
チェックすべき条件
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広めの客室(動き回るため)
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ベビーカーが使いやすい館内
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ベビーチェアがあるレストラン
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大浴場が混雑しにくい or 部屋風呂が便利
注意点
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階段・段差の多い旅館は注意
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食事時間が長い会席料理は飽きやすい
旅行スタイル
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観光60%・ホテル40%くらいのバランスが理想
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滞在時間にゆとりを持つとぐずり対策になる
初めての赤ちゃん旅行で「必ず確認すべきホテル設備」
① ベビーベッド・ベビーチェアの貸出
赤ちゃんの月齢によって必要アイテムが変わります。
② 食事スタイル(個室食・部屋食・ビュッフェ)
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ねんね期は 個室 が最適
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よちよち期は ビュッフェも選択肢
③ 風呂のタイプ
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0〜1歳は 部屋風呂が最強
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大浴場は混雑時間(18〜20時)を避けるのがコツ
④ 客室の広さ
動く月齢ほど、広い客室が快適です。
⑤ 静かな環境・音の少ないフロア
ねんね期〜ハイハイ期は特に重要ポイント。
旅行スタイル別|どんなホテルが合う?
とにかく楽に過ごしたい人向け|赤ちゃん連れ歓迎の“お任せできる宿”
0~1歳の赤ちゃんとの旅行では、「移動・食事・お世話」のすべてが初体験。
とにかく楽に過ごしたい人は、赤ちゃん連れを前提にしたホテル・旅館を選ぶのがおすすめです。
たとえば、
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ベビーベッド・ベビー布団の貸し出し
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おむつ用ゴミ箱・調乳ポットの常備
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大浴場にベビーバスやベビーチェアがある
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フロントやスタッフが赤ちゃん対応に慣れている
といった設備やサービスが整っている宿なら、
「これ持ってくればよかった…」と後悔する場面がぐっと減ります。
また、部屋食やバイキング会場でのベビーチェア完備など、「赤ちゃんが泣いたらどうしよう」と気を張らずに済む点も大きなメリット。
初めての赤ちゃん旅行、体力に自信がない時期は、観光を詰め込みすぎず「宿でゆっくりできるか」を最優先にすると、「行ってよかった」と思える旅になりやすいです。
食事を気兼ねなく楽しみたい人向け|部屋食・個室食が選べる宿
赤ちゃん連れ旅行で意外とストレスになりやすいのが「食事の時間」。
周囲の目を気にせず、ゆっくり食事を楽しみたい人には、部屋食または個室食対応の宿が向いています。
部屋食なら、
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赤ちゃんが途中で寝てもOK
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授乳やミルクのタイミングを気にしなくていい
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泣いても周囲に気を遣わずに済む
と、親の心の余裕がまったく違います。
また、旅館タイプの宿では
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食事の提供時間を柔軟に調整してくれる
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アレルギーや薄味対応を相談できる
ことも多く、安心感があります。
「旅行先でもちゃんと美味しいものを楽しみたい」
「外食だと気疲れしてしまう」
そんな方は、食事スタイルを重視して宿を選ぶと満足度が高くなります。
観光もしたい&広い部屋がいい人向け|和室・和洋室のある宿
赤ちゃん連れでも、
「せっかくなら少し観光もしたい」
「部屋ではゆったり過ごしたい」
という人には、和室または和洋室のある宿がおすすめです。
和室は、
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ハイハイ期でも安心して床に下ろせる
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ベッドからの転落を心配しなくていい
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荷物を広げやすい
と、0~1歳児との相性が抜群。
さらに、
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観光地へのアクセスが良い立地
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駐車場が近く、移動距離が少ない
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エレベーター完備・段差が少ない
といったポイントもチェックしておくと、赤ちゃんを抱っこしたままの移動がぐっと楽になります。
観光は「欲張りすぎない」ことがコツ。
午前中に1か所だけ、午後は宿で休憩など、赤ちゃんの生活リズムを崩さないスケジュールが安心です。
コスパ重視の人向け|必要最低限が揃うシンプルな宿
「赤ちゃんとの旅行は初めてだから、まずは近場で」
「できるだけ費用を抑えたい」
という方には、コスパ重視の宿選びも十分アリです。
この場合のポイントは、
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赤ちゃんNGではないこと(受け入れ可か必ず確認)
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和室またはベッドをくっつけられる部屋
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大浴場が無理なら部屋風呂で対応できる
など、最低限の条件が揃っているかどうか。
ビジネスホテルやシティホテルでも、最近はファミリー向けプランやベビーベッド貸し出しがある場合もあります。
「豪華さより、寝られて休めればOK」
「観光メインで宿はシンプルでいい」
というスタイルなら、無理に高級宿を選ばなくても十分満足できることも。
赤ちゃん連れ旅行は回数を重ねるほど慣れていくもの。
最初はコスパ重視 → 次は少し贅沢、という選び方もおすすめです。
旅行スタイル別|ホテル選びチェックリスト【0~1歳連れ】
旅行予約前に、以下のポイントを確認しておくと「思っていたのと違った…」を防げます。
とにかく楽に過ごしたい人
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□ 赤ちゃん連れ歓迎・ベビー対応を明記している
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□ ベビーベッド/ベビー布団の貸し出しがある
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□ おむつ用ゴミ箱・調乳ポットが使える
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□ スタッフの対応が丁寧(口コミで確認)
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□ 館内移動が少なく、段差が少ない
👉 初めての赤ちゃん旅行・産後間もない時期におすすめ
食事を気兼ねなく楽しみたい人
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□ 部屋食または個室食が選べる
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□ 食事時間の調整が相談できる
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□ 赤ちゃんが同席OKと明記されている
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□ ベビーチェア・取り分け対応がある
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□ 泣いても気を遣わずに済む環境
👉 「せっかくの旅行、食事も楽しみたい」人向け
観光もしたい&広い部屋がいい人
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□ 和室・和洋室がある
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□ 赤ちゃんを床に下ろしても安心
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□ 観光地までの移動時間が短い
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□ 駐車場が近く、荷物移動が楽
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□ エレベーター完備・ベビーカー可
👉 ハイハイ期・動き始めた赤ちゃんに◎
コスパ重視の人
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□ 赤ちゃん宿泊OK(年齢制限の有無)
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□ 添い寝無料かどうか
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□ 部屋風呂がある
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□ ベッドをくっつけられる/和室
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□ 近場・移動が楽な立地
👉 初旅行・お試し旅行・短期滞在におすすめ
予約前に必ず確認したいポイント5つ
赤ちゃん連れ旅行では、公式サイトだけでなく口コミチェックも重要です。
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「赤ちゃんOK」と「赤ちゃん向け」が違う
→ OKでも設備が何もない場合あり -
貸し出し品は事前予約制が多い
→ 当日では間に合わないことも -
食事会場の雰囲気
→ 静かな高級宿ほど気疲れしやすい -
お風呂問題
→ 大浴場NGなら部屋風呂でOKか -
キャンセル規定
→ 急な体調不良に備えて必ず確認
月齢別|ホテル選びの考え方の違い
0~5か月頃
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授乳・ミルク・寝かしつけ最優先
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観光はほぼ不要
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部屋食・静かな環境が◎
👉 「宿で完結できるか」が基準
6~11か月頃
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ハイハイ・つかまり立ちが始まる
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広い部屋・和室が安心
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午前中だけ軽い観光も可能
👉 「安全+少し気分転換」がテーマ

宿が決まったら、次に準備したいのが持ち物です。
赤ちゃんの月齢別に必要なものを一覧で確認できるチェックリストはこちら。
▶︎ 赤ちゃん連れ旅行の持ち物チェックリスト【保存版】
まとめ|0~1歳連れ旅行は「何を優先するか」で宿を決めよう
0~1歳の赤ちゃんとの旅行では、
「有名だから」
「安いから」
ではなく、自分たちの旅行スタイルに合っているかが何より大切です。
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楽さ重視 → 赤ちゃん歓迎の宿
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食事重視 → 部屋食・個室食
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観光も → 和室・立地重視
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初めて・節約 → コスパ宿
無理をしない選択こそ、「また行きたい」と思える赤ちゃん旅行につながります。
月齢に合った設備が整った宿を選ぶことで、旅行の負担は大きく減ります。
