新型出生前診断を受けるべきか否か?経験者が語る早期検査の全貌と後悔しない選択方法

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多くの妊婦が新型出生前診断、通称「NIPT」を受けるべきか悩んでいます。

この問題は非常にデリケートで、親しい友人や家族とも相談しにくいと感じる方が多いようです。

私自身、長い間悩んだ末、二人目の妊娠でこの検査を受ける決断をしました。

結果として、検査を受けて良かったと感じています。

ここでは、不安を感じている妊婦の方々に少しでも参考にしていただけるよう、検査を受けることにした理由や、病院の選び方など私の体験を共有したいと思います。

~簡単なプロフィール~

私は40代前半で、二児の母です。第二子は高齢出産でした。

不妊治療の経験もあり、人工授精を8回行い、合計4回の妊娠を経験していますが、残念ながら2回は流産しました。

初めての流産を経験した後、精神的にも不安定な時期を過ごしましたが、次の妊娠と出産は「無事に健康な子を産めるか?」という心配の中、軽いうつ状態で迎えました。

 

NIPT:新たな出生前スクリーニングについて

NIPTは、妊婦の血液サンプルから胎児の染色体異常を検出する検査です。

この検査は単に採血するだけで済むため、妊婦にとっての身体的負担は非常に軽微です。

医学の専門家ではありませんが、私の個人的な体験に基づいた話をさせていただきます。

この検査により得られる情報の詳細については、各医療機関の提供する情報を参照することをお勧めします。

 

NIPT/新型出生前診断の適切な実施時期について

NIPTの適切な実施時期は施設によって異なりますが、一般的には妊娠10週から16週の間に行われることが多いです。

最近では、妊娠5週から6週の非常に早い段階で行える「早期NIPT検査」を提供する医療機関も増えています。

検査は適切な時期に行わないと正確な結果が得られないため、実施できる期間が限られています。

私が検査を受けた時は、早期NIPTはまだ一般的ではなく、妊娠11週で検査を受けました。

もし検査の適切な時期を逃してしまった場合でも、妊娠中期に受ける「中期胎児ドック」が良い選択肢とされています。

 

NIPT検査は産院から勧められるものですか?自分で受けたい場合はどうすればいいですか?

通常、エコー検査で何らかの問題が指摘された場合、産院の医師からNIPT検査を提案されることがありますが、すべての妊婦に対して積極的に推奨されているわけではありません。

実際には、多くの病院でこの検査について特に言及されないこともあり、検査の存在を知るのが遅れて受けられる時期を逃してしまうこともあります。

NIPTは特定の妊娠週数内でのみ実施可能です。

もし自分からNIPTを受けたいと思う場合は、積極的に病院に問い合わせ、受けられる週数を確認し、適切なタイミングで手続きを進めることが重要です。

 

認可施設と無認可・認可外施設の違いについて

認可施設と無認可や認可外施設の主な違いは、日本医学会連合からの認可の有無にあります。

「無認可」や「認可外」と聞くと、違法な運営を想像するかもしれませんが、これらの施設も法に基づいて運営されているため、利用者は安心してサービスを受けることができます。

認可施設について

  • カウンセリングやフォローアップ体制が充実しています。
  • 夫婦でのカウンセリング参加を求められることや、特定の条件が必要とされることがあります。
  • 以前は35歳以上限定の施設もありましたが、現在は年齢制限を撤廃しているところが増えています(ただし、一部では年齢制限がある場合もあります)。
  • 結果が出るまでに時間がかかることがあります。

無認可・認可外施設について

  • 条件を満たせば誰でも検査を受けることが可能です(一部の病院では特定の条件が設定されている場合もあります)。
  • 料金プランは多様で、一般的には低価格のオプションも豊富ですが、フォローアップや追加検査の費用は別途かかる場合があり、事前の確認が必要です。
  • 結果が早く得られることが多いです。

 

早期NIPT/新しい出生前診断の早期実施のメリットについて

最近、妊娠5週から6週で実施可能な「早期NIPT検査」を提供する医療施設が増えています。

この早期検査の最大のメリットは、結果を早期に得られることだけでなく、従来の10週から16週で行うNIPT検査に比べ、さらに後の週数で再度検査を受ける選択肢が提供されることです。

これにより、検査の精度を向上させることが可能になります。

もし早期NIPTを6週から8週の間に受けると、第二回目の検査は通常9週から16週の間に行いますが、これは医療施設によって異なる場合があります。

検査を2回受ける際の追加費用の有無も施設により異なるため、事前にしっかりと確認することが重要です。

 

NIPT/新型出生前診断を受けるかどうか迷っています。誰と相談すべきですか?

私自身、この問題について最初に配偶者とじっくり話し合いました。

「もし思わしくない結果が出た場合の対応」についても検討しました。

新型出生前診断の受診に迷っている場合は、特にパートナーとの話し合いを推奨します。

妊娠や出産は個人だけでなく、夫婦共通の課題です。

一人で解決しようとせず、支え合いながら考えることが重要です。

 

専門的なアドバイスが必要な場合

NIPT検査を検討している際には、専門のカウンセリングを受けることが多く、その際に質問をすると良いでしょう。

また、普段から通っている産婦人科の医師に相談することも推奨します。

 

NIPT検査について産婦人科に相談すべきか?

NIPT検査を受ける際、通っている産婦人科に事前に知らせる義務はありませんし、告知せずに受けても問題はありません。

ただし、私の経験から、何か問題が起こった時に相談できるよう、事前にNIPT検査の受診意向を伝えることをお勧めします。

これにより、産婦人科の医師から出生前診断の異なるタイプ、紹介状の発行可能性、もし子どもを持つことを選ばなかった場合の対応などについて詳しい説明を受けることができました。

医師からは、万一の問題に備えて家族でよく話し合い、検査の受診を決めるよう強く勧められました。

事前に伝えておいたことで、心の準備ができたため、非常に感謝しています。

 

「NIPT検査で陽性結果が出た場合の対応について不安な方へ」

NIPTで陽性結果が出た際、その対応を事前に決めることが難しいと感じる方は多いです。

このような不確実性に対する心配は自然な反応であり、結果を受け取ってから対応を考えるのも一つの方法です。

ただし、病院によっては、検査後のサポートやフォローが十分でない場合もありますので、注意が必要です。

例えば、NIPTで陽性が出た後に必要となる羊水検査の費用負担は、病院によって異なります。

一部の病院では病院が費用を負担してくれることもありますが、患者が自己負担する必要がある場合もあります。

したがって、検査を受ける前にこれらの詳細をしっかりと確認し、事前に準備を整えておくことをお勧めします。

 

 

新型出生前診断(NIPT)を受けることにした理由

人によって新型出生前診断(NIPT)を受ける理由は様々ですが、私の場合、以前に流産を経験したことが大きな動機でした。

その経験により、次の妊娠への不安が増し、精神的にも非常に不安定な状態になりました。

初めての妊娠時にはNIPTについてほとんど知識がなく、適切な時期に受診する機会を逃してしまいました。

しかし、二人目の妊娠では、以前のような不安を少しでも和らげるために、できるだけ多くの検査を受けることにしました。

NIPTでは全ての疾患を検出できるわけではありませんが、前回の妊娠時に比べ、検査を受けたことで感じる不安は明らかに減少しました。

 

20代や30代前半でもNIPTを受けることはできるのでしょうか?

最近の傾向として、NIPTにはもはや35歳以上の年齢制限がなくなっており、20代や30代前半の方々も自由に検査を受けることが可能です。

ただし、病院によっては特定の条件が設けられている場合もあるので、その点は事前に確認することが大切です。

妊娠は長期にわたるため、不安や疑問を抱えたまま過ごすのは心身に負担が大きいものです。

何か心配事がある場合は、検査を受けることで安心感を得られる可能性があります。

 

新型出生前診断(NIPT)のための病院選びのポイント

新型出生前診断(NIPT)を受ける際の病院選びでは、いくつかの重要な要素を考慮することが必要です。

  1. 認可施設か認可外施設かを選び、どちらで受けたいかを決定します。
  2. 検査を受ける際に必要な条件(例えば、カウンセリングの必要性や年齢制限の有無など)を確認します。
  3. 検査後のフォローアップの充実度や、陽性判定時の羊水検査の費用負担の有無を調査します。
  4. 検査の内容とそれにかかる費用を検討します。
  5. 検査を受ける期間や検査結果が出るまでの時間も確認しておくと良いでしょう。

特に、検査結果が出るまでの期間は、不安を感じやすいため、早く結果が出る病院を選ぶことが望ましいです。

この期間が短いほど、心の負担を軽減でき、安心して待つことができます。

 

推奨する病院

新型出生前診断(NIPT)に関して高評価を受けている病院を以下に紹介します。

これらの病院は東京都内を含む全国各地に展開しており、自宅近くで選ぶことが可能です。

平石クリニック:

  • 早期NIPT検査が可能で、2回目の検査に追加料金がかかりません。
  • 羊水検査の費用は病院が負担します。
  • 検査結果が最短2日で得られるなど、受診者に安心を提供する要素が豊富です。

青山ラジュボークリニック:

  • 検査費用が比較的安価です。
  • 費用は抑えられているものの、フォローアップ体制はしっかりしており、羊水検査の費用も病院が負担します。

ヒロクリニック:

  • NIPTに関してよく知られた大手の病院です。
  • 豊富なプランを提供し、様々なニーズに対応しています。

これらの病院を選ぶ際は、自分の条件に合ったサービスやサポート体制を確認することが重要です。

 

感想:NIPT検査を受けた後の個人的な感想

長い間悩んだ末、NIPT検査を受けてみて、受けて良かったと感じています。

検査日にはカウンセリングがありましたが、検査自体は採血のみで、体への負担はほとんどなかったです。

病院のスタッフも手慣れた対応をしてくれたため、処理が迅速に行われ、30分ほどで終わることが多いようです。

NIPTで全ての疾患を特定できるわけではありませんが、検査を受けたことで得られた心の安定感は大きかったです。

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