初めて子どもと飛行機に乗るとき、「2歳の子を膝の上に乗せて大丈夫かな?」「泣いたらどうしよう」「周囲に迷惑をかけない?」と不安になるのは当然です。
特に2歳は活発な年齢。
座席にじっとしているのが難しい時期でもあります。
本記事では、「飛行機で2歳の子どもが膝の上でおとなしく過ごせるかしら?」という悩みに焦点をあて、事前準備から搭乗中の対策、航空会社の違いまで、実体験や具体策を交えて徹底解説します。
飛行機搭乗時の膝の上問題の理解
膝の上に座らせる理由とは?
多くの航空会社では、2歳未満(=1歳11ヶ月まで)の子どもは「インファント」として、大人の膝の上に座ることで無料もしくは割安料金で搭乗できます。
2歳の誕生日を迎えた時点で、通常は座席を購入する必要があります。
ただし、搭乗日が2歳未満なら「膝上OK」となるため、「2歳」といっても実際は1歳11ヶ月の子を指している場合も多く、混乱しやすいポイントです。
現行の航空会社のルール確認
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ANA・JAL:2歳未満は膝上で搭乗可能(国内線は無料、国際線は大人運賃の10%程度)。
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LCC(ピーチ・ジェットスターなど):同様に2歳未満は膝上可能だが、インファント料金が発生。
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国際線ではチャイルドシートやベビーバシネットの使用に制限があるため、事前に確認が必須です。
2歳未満の子どもに適した搭乗方法
膝の上での搭乗は費用面でのメリットはありますが、子どもが動き回りたい時期であることも考慮して、座席を確保した方が安全・快適な場合も。
余裕があるなら、子ども用の座席を予約し、チャイルドシートを使用するのがおすすめです。
飛行機搭乗時の準備と対策
事前に用意しておくべきアイテム
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お気に入りのぬいぐるみやブランケット
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タブレット端末やスマホに保存した動画(機内モード可)
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折りたたみの絵本・シールブック
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おむつ、着替え、使い捨てエプロン
便利なお菓子やおもちゃの選び方
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飴やラムネ(耳抜き用)
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音の出ない、シンプルなおもちゃ(例:パズル、マグネット遊び)
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お菓子は個包装で手が汚れにくいものがおすすめ
チャイルドシートの利用とシートベルト指示
座席がある場合、チャイルドシートを持ち込める航空会社もあります。
チャイルドシートの利用可否は航空会社や機種によって異なるため、事前の問い合わせが必須。
また、膝上搭乗時は「ループ型の補助ベルト」を使用するケースもあります。
国内線 vs 国際線:幼児の膝の上搭乗
国内線と国際線での違い
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国内線は短時間(1~2時間程度)なので膝上搭乗がしやすい
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国際線は数時間~10時間以上になるため、座席を取る方が無難
それぞれの航空会社の政策
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ANA・JAL:国際線でのインファント用ベッドの設置あり(数に限りあり)
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LCC:膝上のみ対応のケースが多く、設備が簡素
二人目の子どもがいる場合の計画
大人1人につき、膝の上に座らせられる子どもは1人まで。
2人目がいる場合はもう1人の大人の同伴または座席を購入する必要があります。
快適なフライトのための工夫
座席指定とその重要性
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**前方エリアやバルクヘッド席(壁の前)**を確保すると足元が広く、立ち上がりやすい
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窓側の席なら子どもが外を見て気を紛らわせやすい
授乳やおむつ交換のタイミング
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離陸・着陸時の耳抜き対策に授乳や飲み物を用意
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機内トイレにはおむつ替え台完備が多いが、狭いため簡易マットが便利
機内での飲み物や食事の注意点
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子ども用の食事が予約可能な場合は出発48時間前までに予約
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飲み物はこぼれにくいストローマグがおすすめ
搭乗時の注意事項
大人料金と子ども料金の違い
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国内線:2歳未満=無料、2歳以上=子ども料金(基本は大人の半額程度)
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国際線:2歳未満=大人料金の10%+税など、座席を取ると子ども料金に
トイレや快適さの考慮
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トイレの場所と機内の混雑状況を事前に確認
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抱っこひもやスリングは一部機内で使用不可
搭乗前の準備と時間の確保
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優先搭乗サービスが使える場合は活用
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早めに空港に到着し、おむつ交換・食事・遊び時間を確保しておく
飛行機に搭乗する際のおすすめ航空会社
ANAとJALのサービス比較
項目 | ANA | JAL |
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子ども食予約 | ○(48時間前まで) | ○(同上) |
ベビーベッド | ○(国際線、要予約) | ○(同上) |
ベビーカー貸出 | ○ | ○ |
優先搭乗 | ○ | ○ |
LCC利用時の注意点
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機内サービスが限られている
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膝上子どもにもチャージが発生
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荷物制限が厳しいため事前チェック厳守
ピーチやジェットスターのメリット
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チケットが安く短距離路線に最適
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ピーチは関空を中心とした地方空港に強み
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ジェットスターは成田や中部からも利用可能
膝の上搭乗の具体的事例
実際の体験談:成功と失敗
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「タブレットに動画を入れておいて正解!ぐずらなかった」
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「離陸前に寝かせようとして失敗、逆に興奮して泣き続けてしまった」
利用者が選ぶおすすめアイテムの紹介
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【機内神アイテム】シールブック、ストローマグ、耳抜き用のラムネ、ネックピロー兼ぬいぐるみ
検索意図に応じた最適な搭乗方法の提示
「費用を抑えたい」「短距離だけど不安」「もうすぐ2歳」など、条件に応じては座席を取るかどうかを柔軟に検討しましょう。
まとめと結論
子どもと一緒に安心して飛行機に乗るために
2歳前後の子どもとのフライトは、不安が多いものです。
しかし、事前準備と心構え、そして柔軟な対応力があれば、大人も子どもも快適な空の旅を楽しむことができます。
必要な準備と旅行の楽しみ方
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子どもの機嫌を左右する「暇つぶし」と「食べ物」は最重要
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膝の上に乗せる場合でも、子どもの安全と快適さを第一に
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必要に応じて座席確保やチャイルドシートの利用も検討を
初めての「子連れフライト」も、しっかり対策すれば楽しい家族旅行の始まりです。
よい旅を!