3月は多くの場合、業務年度の終わりにあたり、多数の職員が異動や退職を経験する時期です。
この時期に開かれる送別会では、どのように終わりの挨拶をすればよいか、戸惑う人も多いでしょう。
転職、異動、定年退職、結婚に伴う職場離脱など、さまざまな理由での別れに対応する適切な挨拶が求められます。
この記事では、送別会での挨拶を行う際の重要なポイントと、具体的な挨拶例を紹介します。
送別会での挨拶の要点
送別会の終わりに行う挨拶は、会を締めくくるために重要な役割を持っています。
この記事では、挨拶の際における中締めと本締めの違いとその重要性について説明します。
中締めとは、会の途中で行われることが多く、特に早退する人への配慮から実施されます。
このセクションでは、中締めの挨拶に焦点を当てて解説します。
本締めとは、イベントの最後に行う挨拶で、時には二次会の誘いを含むこともあります。
本締めは会を印象深く終えるため、特に丁寧に行うことが求められます。
挨拶の要点では、本締めの挨拶において次の三つの点が重要です。
簡潔さ
食後で参加者がリラックスしているため、長話は避けましょう。
内容の適切さ
送別される人の状況に合わせた挨拶を心掛け、その理由（異動、退職など）に触れることが大切です。
感謝と祝福
感謝の意を示しつつ、新たな環境での成功と健康を祈る言葉を加えると良いでしょう。
送別会は別れを告げる場でありながら、新たなスタートを祝う場でもあります。
締めくくりには通常、万歳三唱で会場を盛り上げます。
万歳三唱の方法
万歳三唱の方法は以下の通りです。
- 参加者全員が起立します。
- リーダーが「万歳」と呼びかけ、手を挙げます。
- 参加者も同時に「万歳」と応じ、手を挙げます。
- これを三回繰り返します。
送別会の挨拶例：状況別に解説
送別会での最後の挨拶の例文をいくつか紹介します。
各シナリオに応じた適切な言葉を選び、心温まる送別の言葉を贈りましょう。
異動や転勤の場合の挨拶
会が盛り上がる中で、ここで挨拶をさせていただきます。
〇〇さん、新たな地でのご栄転を心からお祝い申し上げます。
新しい場所での成功を心よりお祈りしております。
どうぞ健康に気を付けて、新たな環境での挑戦に全力で取り組んでください。
これからも仕事でご一緒する機会がありましたら、引き続きのご協力をお願いいたします。
さあ、〇〇さんの新しいスタートを、皆で万歳三唱でお祝いしましょう！
万歳！万歳！万歳！ ありがとうございます。
転職や中途退職の場合の挨拶
この盛り上がりの中、短く一言挨拶をさせていただきます。
〇〇さん、共に過ごした時間は短かったですが、大変お世話になりました。
新しい場所でのご活躍を心から願っています。
どうぞお体を大切にし、新たな挑戦に向けて頑張ってください。
〇〇さんの未来と健康を祈り、万歳三唱でお送りしましょう。
万歳！万歳！万歳！ ありがとうございました。
定年退職の場合の挨拶
この会を締めくくるにあたり、いくつかの言葉を述べさせていただきます。
〇〇さん、長年にわたり会社に多大な貢献をしていただき、心より感謝申し上げます。
本日の退職を真に祝福いたします。
〇〇さんの功績に敬意を表して、健康と幸福を祈りながら、万歳三唱を行います。
万歳！万歳！万歳！ ありがとうございました。
結婚による退職の場合の挨拶
今宵の集まりを締めくくる前に、〇〇さんへの挨拶をさせていただきます。
〇〇さん、結婚おめでとうございます。
共に仕事をする日々がなくなるのは残念ですが、新たな人生のスタートを全力で応援します。
素晴らしい家庭生活が築けることを願っています。
〇〇さんの幸せと、ここに集まった皆の健康を祈りながら、万歳三唱でお祝いしましょう。
万歳！万歳！万歳！ ありがとうございました。
結びの言葉
送別会は組織にとって定番のイベントかもしれませんが、去る人々にとっては長い間共に働いた同僚や職場との大切な別れの時です。
特に、送別会の始まりを告げる乾杯の挨拶よりも、最後に行われる締めの挨拶が印象に残ることが多いです。
ここで紹介した挨拶の例文を参考にして、さらに自分の言葉でアレンジを加え、感動的な言葉を添えて送別会の終わりを彩ってください。
