おみくじを引いたあと、
こんなふうに迷ったことはありませんか?
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結ばないと縁起が悪い?
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悪い結果のときだけ結ぶもの?
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持ち帰ったらダメなの?
神社やお寺でよく見かける
「おみくじを結ぶ場所」。
なんとなく周りに合わせて結んでいるものの、
本当の意味までは知らないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
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おみくじを結ぶ意味
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結ばなくてもいいのか
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良い結果・悪い結果で違いはあるのか
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子どもにどう説明すればいいか
を、分かりやすく解説します。
おみくじを「結ぶ」のはなぜ?
結ぶ意味は「縁を結ぶ」「願いを託す」
おみくじを結ぶ行為には、
「縁を結ぶ」「願いを神仏に託す」
という意味があるとされています。
紙を結ぶことで、
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悪い流れをその場に留める
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願いが結ばれるよう祈る
といった気持ちを表す、
象徴的な行動と考えられています。
悪い結果を結ぶイメージが強い理由
特に凶や悪い結果のとき、
「結んで帰らないほうがいい」と言われることがあります。
これは、
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悪い運を持ち帰らない
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境内に留めて流れを断つ
という考え方からきています。
ただし、
これは絶対的なルールではありません。
おみくじは結ばないとダメ?
結ばなくても問題はない
結論から言うと、
おみくじは結ばなくても大丈夫です。
実際に、
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家に持ち帰って何度も読み返す
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お守り代わりに財布や手帳に入れる
という人も多くいます。
神社やお寺側も、
「必ず結ばなければいけない」とは
説明していないことがほとんどです。
大切なのは「どう向き合うか」
結ぶか、持ち帰るかよりも大切なのは、
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書いてある内容をきちんと読む
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今の自分に必要な部分を受け取る
という姿勢です。
この考え方は、
👉 「おみくじって誰が作ってるの?」の記事
とも深くつながっています。
良い結果・悪い結果で結び方は変わる?
良い結果のときはどうする?
大吉や良い結果の場合、
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記念として持ち帰る
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前向きな言葉を意識するため保管する
という選択もおすすめです。
良い結果を「結ばないと縁起が悪い」
ということはありません。
悪い結果のときはどうする?
凶や厳しい内容のとき、
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気持ちを切り替えたい
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一度手放したい
と感じるなら、
結んで帰るのもひとつの方法です。
ただし、
「結ばなかったから不幸になる」
ということはありません。
凶の受け止め方については、
👉「おみくじで凶を引いた意味とは?悪い結果を前向きに受け止める考え方」の記事でも詳しく解説しています。
おみくじを結ぶ場所は決まっている?
専用の場所がある場合が多い
多くの神社やお寺には、
おみくじを結ぶための専用スペースがあります。
そこに結ぶことで、
同じ気持ちを持つ人たちの祈りが重なり、
場としての意味も生まれます。
木に結んでもいい?
以前は木に直接結ぶ光景も見られましたが、
現在は木を傷めるため、
禁止している場所も増えています。
必ず表示を確認し、
指定された場所に結ぶようにしましょう。
子どもに「なんで結ぶの?」と聞かれたら
シンプルな説明で大丈夫
子どもには、
「お願いごとをここに置いていく気持ちだよ」
「またがんばろうね、って気持ちを結ぶんだよ」
といった、
イメージしやすい説明がおすすめです。
怖がらせないことが大切
「結ばないと悪いことが起きる」
と伝えてしまうと、
不安を強めてしまうことがあります。
あくまで、
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気持ちを整えるため
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前向きになるため
の行動だと伝えましょう。
よくある疑問|結ぶ・持ち帰るの正解は?
正解はひとつではない
おみくじを結ぶかどうかに、
絶対の正解はありません。
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結んで気持ちを切り替える
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持ち帰って何度も読む
どちらも、おみくじとの正しい向き合い方です。
自分が納得できる選択を
周囲に合わせる必要はありません。
自分が「これでいい」と思える選択が、
いちばん自然です。
まとめ|おみくじを結ぶ意味は「気持ちの整理」
おみくじを結ぶ意味は、
運勢を操作するためのものではありません。
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気持ちを切り替える
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願いを託す
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一度手放す
ための、
心の区切りのような行動です。
結ぶか、持ち帰るかで迷ったら、
「今の自分はどうしたいか」
を基準に考えてみてください。
そして、
誰が、どんな思いでこの言葉を書いているのかを知ると、
おみくじとの向き合い方は、
よりやさしいものになります。
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「おみくじって誰が作ってるの?子どもの質問に困らない親の答え方3パターン」

